舞子と花魁の違いとは?
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  1. 京都で舞妓体験とお悩みの方へ~まずは舞子と花魁の違いを知ろう~

京都で舞妓体験とお悩みの方へ
~まずは舞子と花魁の違いを知ろう~

舞妓、芸妓とは?

京都で舞妓体験とお悩みの方へ~まずは舞子と花魁の違いを知ろう~
出典:夢工房

皆さんは「舞妓」や「芸妓」についてどんなイメージを持っているでしょうか。舞妓という言葉は聞いたことがあっても、具体的に何をする人? と聞かれると困ってしまうかもしれませんね。

舞妓というのは、簡単にいうと芸妓の修行時代の呼び名です。芸妓は三味線や琴など、お座敷でお客さんの前で芸事を披露するお仕事をしています。舞妓はその修行を積むために15~20歳の間は置屋という場所で共同生活を送りながら日々の修行に勤しみます。舞妓には年齢制限があり、先ほど書いた15~20歳が舞妓でいられる年齢です。20歳になったら芸妓になるか、あるいは芸の道から離れるかを選ばなければなりません。多くは16~18歳頃までは見習いとして舞踊や三味線、唄などを学びつつ、マナーやしきたり、季節の決まりごとなどを覚えていきます。

似た言葉に「芸者」がありますが、こちらは東京など関東地方での呼び名です。東京でいう芸者は京都でいう芸妓で、舞妓にあたるのは東京では「半玉」です。

花魁と舞妓の具体的な違い

花魁と舞妓の具体的な違い
出典:夢工房

ここで「花魁」は関係がないのか、と疑問に思うかもしれません。確かに、花魁と芸妓や舞妓を似たイメージで捉えている方も多くいます。しかし、実際には花魁と芸妓・舞妓の間には明確な差があります。それは芸妓や舞妓が「芸を売る仕事」であることに対し、花魁は「性を売る仕事」であること。つまり、花魁、いわゆる「遊女」と呼ばれる女性は男性客に対する性的サービスによって生計を立てる方を指すのです。同じ接客業ではありますが、立ち位置は明確に違っています。

遊郭における芸妓の役割というのは、唄や三味線などの芸を披露して客を楽しませることです。揚屋で客が花魁を指名したら、花魁が到着するまでの間に芸事で客をもてなすため芸妓が呼ばれていました。

もっとも、明治以前は花魁と芸妓の線引きは曖昧でした。芸妓が売春行為を行うようなことも起きていましたが、吉原などの遊郭やしきたりができてからは花魁と芸妓は花魁の方が格が上とされました。そのため、花魁の仕事を芸妓が奪うことがないよう、明確な線引きがされるようになったのです。

現代でも芸者は京都や東京で活躍しています。芸者は踊り手の「立方」と弾き手・歌い手の「地方」とにわかれ、お座敷では1人2時間で5万円前後かかります。花魁が「性を売る仕事」をする者として足先まで手入れを怠らず、夢の女を演じたように、芸妓は「芸を売る仕事」にふさわしく、芸事のスペシャリストとしてプライドを持って仕事をしているのです。

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